僕の独り言３３

愚痴・憎まれ口・無駄口・世迷言・独断と偏見・屁理屈・その他言いたい放題！

その33．≪「アジア」、魅力的な響きですネ♪≫

一昨年の第１回「Sohbu－Festa」に於いて、「アジアへ！」という作品を発表しました。来年の北九州での第２回公演でも、この作品を更に膨らませた、「東方見聞録（仮題）」と言う作品を上演する予定です。アジアは実に広大で、底知れぬ魅力と活力を秘めています。２１世紀は「アジアの世紀」だと言っても、決して過言ではないと思います。間もなくオリンピックが開催される「ギリシャ」も、アジアの一部と言えますし、現在大変な混乱に陥っている中近東の人達も、「自分達はアジア人だ」と思ってる人が少なくないようです。日本人もこれからは、もっとアジアの国々に目を向けて、経済的な交流だけでなく、文化の相互理解に力を入れるべきだと思います。

しかし僕は、オーストラリアへの往復の途中で、クアラルンプールの空港に数時間立ち寄ったのを除けば、未だにアジアに旅行した事がありませんし、正直な気持ちを書くと、今後も多分アジアに行く事は無いんじゃないかと思います。「文化交流」などの催しで、双方のお役に立つ機会があれば別ですが、プライベートな物見遊山でアジアに行く事は、殆んど考えられません。僕の父や祖父の世代の日本人が、アジア諸国にどんな事をしたかを考えると、とても気楽に遊びに行く気にはなれないんです。僕って拘り過ぎでしょうか？他の人がアジアに遊びに行く事を咎める気持ちは、全然無いんですが・・・

僕の友人の中には、韓国で女性を買った話を自慢気に面白可笑しく吹聴する人もいますし、中国や東南アジアに於ける日本人男性の「買春ツアー」のニュースも、テレビなどで時折耳にしますが、全く開いた口が塞がりません。そんな時は本当に身の縮む思いがして、何処かに消えてしまいたくなります。怒りを通り越して、情けなくてしかたがありません。こんな気持ちになるのは、僕だけでしょうか？僕は決して堅物ではありませんし、「性」に関しても大らかな考えを持ってる人間ですが、少しでも過去の歴史を勉強していれば、して良い事と悪い事の区別ぐらいつくと思うんです。ヨーロッパやアメリカでフリーセックスを謳歌するのとは、明らかに違うと思います。日本人の心の中には未だに、アジアの人々を蔑視する気持ちが残ってるのかもしれませんネェ・・・僕の子供達の世代では、全く差別も拘りも無い交流が実現する事を祈っています。

最近嬉しい事と言えば、「冬のソナタ」を始めとする「韓国テレビドラマ」の流行の話です。これらのドラマの影響で、「韓国人男性と結婚したい日本女性が急増しいてる」と聞いて、思わず微笑んでしまいました。また韓国の映画は本当に素晴らしくて、世界的にも高い評価を得ていますが、その韓国の俳優達が日本語を熱心に勉強していて、日本でも活躍したいと思っているようです。逆に日本の歌手や俳優の中にも、韓国語が達者な人が増えていますネ。日本の文化に対して最も慎重な姿勢だった韓国も、今では殆んど拘りなく受け入れてくれるようになった事は、とても喜ばしい事ですし、日本に於いても韓国の文化が、日常生活の中に自然に溶け込んできています。ここまで来るのに半世紀以上の月日がかかりました。元々昔から、日本と韓国とは切っても切れない仲だったのですから、これからも更に友好が深まる事を、心から願っています。因みに僕は、「ヨン様」より「ヨン君」の方が好きです♪(笑)映画と言えば、インドの「ミュージカル映画」も凄いですネ～！皆さん、ご覧になった事がありますか？

昨年の秋、「長崎・上海クラブ」が催した「長崎港ツーリング」で、中国の総領事や中国からの留学生の前で、日本舞踊を披露しました。また中国の胡弓奏者の方と、コラボレーションも実現し、大変好評を博しました。今年もまた出演依頼があり、秋に２回目の「交流ツーリング」が催される予定です。今度は中国琵琶の奏者も参加されるそうで、どんなコラボレーションになるか今から楽しみです。中国からの留学生の皆さんは、日本文化にとても興味を持っていて、僕達の日本舞踊を観て、感激して泣いて下さった方もいましたし、この春催された「アナザーカンパニー長崎公演」にも、大勢の留学生が観に来てくれました。今後も相互の文化交流に、微力ながらもお役に立てれば、こんなに嬉しい事はありません。「中国でも、『日本舞踊』を踊って見せて下さい」とのご要望、実現出来ればいいんですが・・・

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